肩口が寒くなってきたので布団に少しもぐったときだった。
私の口もとに、バッタが!
もう、唇に触れるんじゃないかくらい近く。
暗い中、プロジェクターのライトが反射してはっきりバッタが見えた。
もう、唇に触れるんじゃないかくらい近く。
暗い中、プロジェクターのライトが反射してはっきりバッタが見えた。
「うぎゃあああ!」
びっくらこいて、絶叫してしまった。
電気をつけたら、なんと私の大嫌いな
KA・MA・DO・U・MA。
ただのバッタならまだしも、あのきっしょいカマドウマが!
寝室は二重窓に防音扉。ナゼこの密室に……!
KA・MA・DO・U・MA。
ただのバッタならまだしも、あのきっしょいカマドウマが!
寝室は二重窓に防音扉。ナゼこの密室に……!
と思ったけど、洗濯物についていたのかも。
明日たためばいーやー、ってそのまま取り込んだだけだったから。
いまも鮮明に浮かぶあの映像。
いまも鮮明に浮かぶあの映像。
しかも聖域なる布団に。
もし寝ている時だったら顔に……
ヘタしたら口に……
ぎゃぁぁ無理無理〜。
もうカマドウマの映像が、トラウマになった。