👀【不動産購入】注意!危険な物件【体験】
住処について、田舎か都会かなどということよりも、
重要なことがあるので触れておく。
私たちが家を買ったとき、安全性については何も考えていなかった。
ハザードマップも見ていなかった。
挙句に保険に入っていなかった。
家を買ったのが10月、引っ越しやリフォームで
ゴタゴタしており、保険の選定をしている余裕がなかったのだ。
翌春にでも、と思っていたら、なんと3月に東日本大震災が起きた。
👀盛土と切土で全てが変わる
幸いにもうちは大きな被害がなかった。
しかし、近所ではいくつも、家が全壊した。
全壊した近所の家は、下に断層でも通っていたのだろうか?
と不思議に思っていた。
で、後になってから判明したのだが、近所で壊れた家は、
「ことごとく盛土に建てられた家」だったのだ。
うちは、偶然にも切土に建てられていた。
売り主の爺さんが私たちに売り渡す際「うちは切土だから!」と、
やたら誇らしげに、何度も何度も言っていた。
しかし、その時のワタシには全くその価値が伝わらず、
「へぇ、そうなんですねぇ……」と微妙なリアクションをしたと思う。
というか盛土も切土も何も気にしていなかった。
👀家訓「盛り土の家は買うな」
盛土がそんなに危険なものだったとは……。
阪神淡路大震災や新潟中越地震等の各地でもそうだったとのこと。
なのに、なぜか(って完全に売り主と業者都合だと思うが)、
あまり売買で重視されていないように思う。
ワタシが家を買う前に買って読んだ本にも書かれていなかった。
これから家を買おうと思っている人は、
盛土か切土かしっかり調べたほうがいい。
ワタシが大家族の長だったら、
家訓として「盛り土の家は買うな」と書き残しているところだ。
やはり家を買うというのはひとつのバクチではある。
近所の人間等も含めて、住んでみなければわからないことが多いから。
👀経験したいまだから言えること
ハザードマップを見て、盛り土か切土かを確認して、
地震火災保険にも入り、なんて経験したいまだから言えることだ。
当時ワタシが気にしていたのは権利関係と水回りの補修費で、
それ以外はロクに調べず家を買い、保険すら入らなかったのだ。
本当に、運が良かっただけ。
震災で住めなくなっていたら、たった半年で大損こいていた。
👀盛土に建てられた家は崩れる
盛り土か切土かなんて、素人が見てもわからない。
見た目はどれも同じく建っているように見える。
でも、何かあったときに盛土の家は崩れる。
うちの近所では、盛土で全壊して崩れた家の跡地に、また盛土をして
新築の家が建った。そこを新しい家族が買って住んでいる。
決して伝えることなどない。知っていて買ったのだと思いたい。
でも、その事実を知っている身としては、
事故物件に住んでいる人を見るような、微妙な気持ちになる。