👀【コロナショックから分析】「有事の金」は本当か?
起こり得る災害に備えよう、としたときに、
よく聞くのが「有事の金」という言葉。
でも、果たして本当かしら?
今回のできごとで、ワタシは少し疑問に思ってしまった。
👀今回の騒動で起きた店頭買取の停止
今回コロナショックで、見えたこと。
田中貴金属店や三菱マテリアルなどの大手店頭が、
「ことごとく店頭買取を中止した」という事実。
騒動自体は落ち着いてきても、来店は要予約だったり、
買取は自社販売の金のみだったり、といった制限がついた。
9月現在も、予約必須だったり、整理券で人数制限をかけていたり。
👀実際は有事のときには売れないし買えない
この流れを受けて、ワタシは「有事の金」って、
昔からいわれているよりも弱いのでは?と感じてしまった。
金貨や銀貨は輸入が滞ったために、いまも店頭では品薄状態。
つまり、買えないし、売れない状態だった。
もちろん、今回のような世界規模の騒動だと、
海外に持ち出して売る、みたいなこともできなかったわけで。
👀今回のパンデミックでの対応が参考になった
これ、この先大災害や戦争が起きたら、
店頭はきっと同じように対応をすると思われる。
市場で、金の価格自体はいち早く値が上がった。
しかし、値が上がっていても売れない、という事態。
何年かすれば店頭買取の動きも戻ると思うけどね。
👀実際は有事が「おさまったら」売れる金
有事に備えての資産、しかし真っ只中では売却できない、
と考えたほうがよさそう。
なので、「時代は実物資産」みたいなことをいって、
「資産のメインに金」、というのは危ういと感じた。
金のETFや金の投資信託なら売却はできるだろうけど、
それだと実物資産としての優位性がなく、あまり株と変わらない。
👀金という商品の特性
金、銀、プラチナは、万が一何か起きても、
数年後くらいに換金できたらいい……
くらいの感覚での所持に留めておくべきかと感じた。
というか、ワタシ程度の資産額だと、あまり意味がない(笑)
記念日に純金のアクセサリーを買っておく、
くらいでちょうど良いのかもしれない。