この20年くらいの間で、ライブドアショック、リーマンショックと、名前のつくような暴落もあれば、名もなき暴落もいくつも経験した。
ただ、今回のようなウィルスが理由のショックはさすがに未経験。世界じゅうに拡散するにつれ、世界恐慌までささやかれだした。
上昇トレンドのときに散々「暴落は買い」、と煽っていた人も、実際暴落して資産がみるみる減っていくと変わる。
含み益が消えて含み損に変わり、どこまで掘るかわからないくらい下まで掘り続ける。
その暴落を耐えられる人間と耐えられない人間がいる。
で、耐えられる人間は耐えているなどという感覚はない。一応周囲に合わせて大変なことになっただの、いくら溶けただのいうが。じつは口だけ。
資産が10年くらい日々ひたすら減り続けるのを、笑いながら見続けられるくらいクレイジーにならないと、長期投資で食べていくことはできないかもしれない。
今回も、上昇相場で参入してイキっていた投資家が散っていくだろう。
暴落の序盤では、ボラの大きい相場となるので、「退場者」と「買い場到来と騒ぐ人」がでる。いまはここだと思われる。
で、さらに下げが続くと、誰も何も言わなくなる。個人株ブログは更新が途絶える。
いまはアーリーリタイアだのFIREだの言っている人の中にも、株を売って、労働市場に戻っていく人が多数でるだろう。