感染者の氏名は個人情報保護のもとで隠されるけれど、店舗や住所は晒される。
他の利用者を探すためでもあるだろうけれど、感染した人が利用すれば、店の名前や住所は晒されるのだ。
そんなことで、もうヘタをすれば経営はオワリ。
あまりにも割があわない。
直後は営業停止をくらい、ヘタをすれば消毒しようが「あの店は感染者が出た店」といわれて客足だって戻らないかもしれない。
店側がいくら気を付けていようと、客は選べない。
フラリと利用した一見さんの客が感染者だったり、ろくでもないクレーマーだったりといったこともある。
結局、商売というものは、価格を下げれば客質は低下し、価格を上げれば客数が減少するというジレンマがある。
ならば、店を構えるということ自体がものすごいリスクだ。
お金をかけてた店舗を作り、人を雇って場所を提供するという形態は、あまりにもリスクが高すぎる。
店側の人間もそうだが、客もまっとうな相手であることが前提で成り立っているからだ。
たとえば、飲食業なら、スタンド形式にして何かあれば即移動、撤退ができる状態や、料理人が自宅で作ってUberなどで販売するなどにしておかないと。
いまから私が起業するなら、第一次産業かオンラインビジネスのどちらかしか考えられない。
今後の投資対象も変えていくことにしよう。
今後はビジネスも「個」の時代だ。今回の騒動でそれがより一層、顕著にあらわれた。