👀釣り合わない需要と供給
農産物の直売所は、なぜ郊外にばかりあるのか。
魚介類の直売所は海の近くにあり、農産物の直売所は農地が多い山方面の平野にある。
たとえば、田舎の戸建ての多くは家庭菜園をやっていたり、近所の農家さんからもらえたりしている。
いくら直売所で野菜が安売りしていようとあまり需要がない。
だからあまり売れないのか、チェーン店のスーパーの野菜の値段すら都市部のスーパーと比べて価格破壊が起きている。
魚介類も海近くの人間はわざわざ買うというよりも、ヘタしたら自分で釣ったり、漁業関連のご近所さんからもらえたりするわけで。
👀劣るのがわかっていても近場で買うしかない
だったら都市部の人間は、休みの日に田舎まで買いにくればいいじゃない、って?
都市部の人間は、田舎の人間と比べてあまり車を所持していない。
で、わざわざ電車で生ものや重たい野菜を買って、公共交通機関で運ぶなんて重労働すぎる。
交通費を支払い、買い付けに行って自宅に冷蔵冷凍便で配送したら、さすがにコスパが悪い。たまの旅行気分でならいいけれど。
それなら、多少鮮度が落ちようが、割高だろうが、家の近くのスーパーで買う。
👀通販もあるけれど、通販はやはり賭け
「思ったよりも小さかった……なんか葉っぱ枯れてる……」みたいなリスク(山ほど経験済 笑)はあるからね。
百貨店の物産展や土日曜だけのイベント的な一時的なキャンペーンものではなく、街中に田舎にあるみたいな直売所があれば、すごく需要あるんじゃないかしら。
先日、地元の人間しか通らないような田舎道で、その地元の人間たちはみんなが「農家」なのに、その道沿いで農産物を売っていた。
安くても売れていない(というか人間がいない)様子を見て、こういうコトって、あらゆるところにあるよなぁ、と思った。
👀努力すべき場所、環境が軽視されている
どんな環境でも頑張れば花開く、みたいな根性論は間違っていると思う。そしてあまりにも効率が悪い。
自分の趣味趣向のために自分自身が選ぶならいいが、少なくても人にもそれを強要するのはあまりにも酷い話だ。
素直な若い子なんて、それを真に受けて努力しちゃう。
部活動なんか特にね……。
ワタシの持論としては、環境を間違うとどれほど素晴らしい才能やモノでも、埋もれる。努力の無駄遣いになる。
環境を変えようとするのは途方もないエネルギー消費だ。それよりも、自分が適した環境に移動してしまえばいい。
学校、会社、仕事、住所、人、合わなければいくらでも変えるべきだ。いつでも!すぐにでも!
努力の無駄というのは時間の無駄とイコールだから。
それを「逃げ」みたいにいう人がいるけど、それは農家だらけの地域の田舎道で、ひたすら農産物を売れというのと同じなのだ。