👀途上国並みの給料で先進国並みの生活ができるか
日本は、ここ数十年間、他国が経済成長しているなかで、
はっきりいって完全に取り残されている。
その結果、途上国並みの給料で、先進国並みの生活費がかかる国になってしまった。
特に東京(都市部)での生活費のバランスがガッツリ崩れている。
とくに、給料に対しての家賃比率、税金保険比率がエグい。
途上国並みの給料しかもらっていないのに、
先進国並みの生活をしようと皆必死になっている。
親世代の生活を知ってしまっているせいでもあるが……。
途上国並みの給料なのであれば、
途上国並みの生活に落とさなければならないのではないだろうか。
👀日本はもう途上国を見下せない
途上国といえど、洞穴に住んで狩猟採集生活をしている、
なんてわけではない。
途上国並みの生活といえど、いま日本に住んでいる私たちが、
バカにできるようなレベルではなくなってしまった。
いまではアフリカだって、アジアだって、
ネットが使え、インフラも整っているのだから。
「正直、途上国の労働者よりも厳しい生活をしている日本人」が、
山ほどいるわけで。
👀特に狂っているのは家賃と賃金のバランス
なぜ生活が苦しいのか
それは、結局のところ途上国並みの給料なのに、
先進国並みの生活をしようとしているからだ。
まず家賃。
1Kで7~8万円支払う必要があるなんて、地方から考えると異常。
本当にそれだけの価値があるのか、よく考えるべきだ。
稼ぎに対して、そこの部屋に住むことで得られるリターンは適正か。
ネットビジネスやリモートワークで働いているならば、
住処なんてどこでもいいわけで。
郊外の1Kなんて2~3万円でザラにある。
東京に住みなら、郊外に引っ越せばそれだけで5万円くらい浮く。
結局のところ、「見栄」でしかないのでは。
👀見栄と思い込みが自分の首を絞めている
途上国並みの給料なのに、先進国並みの生活費で暮らす理由。
その多くは見栄と思い込みだろう。
東京だからその仕事があって暮らしていけるのだという思い込み。
正社員はもちろん、手取り10数万のバイトや派遣の人すら、
そう思い込んでいる。
最もオイシイのは、ネット利用で東京の会社と仕事をして、
郊外に住むという働き方だと思う。
👀賃金格差の現実
確かに、地方と比べればバイトの最低賃金すら高い。
でも本当に「東京での生活費」ぶんの差額があるのだろうか。
●最高
東京の最低賃金1013円。
●最低
青森、鳥取、熊本、沖縄等の最低賃金790円。
その差額は223円。
仮に平日1日6時間バイトし週5日×4週で計算すると、
差額は2万6760円となる。
あくまでも「最低」賃金を比較した場合ではあるが、
実は最低と最高の賃金格差が月で2万6760円にしか過ぎない。
でも、地方なら2万3万あれば1Kなんて余裕でかりられる。
家賃7万円を支払って東京で働くということは、
大家と不動産業者のためにそのぶん労働しているといえる。