【諦めたもの】住む場所により手放さざるを得なかった

夫が最近自転車にハマっている。ワタシも自転車はすごく好きだった。なにせお金がかからない。

そして自分の体力次第でどこまでもいける。

乗ら（れ）なくなったのは、家を買って引っ越してきてから。山の上にあるため、どこへ行こうと帰宅が激坂なのだ。

まさに、行はよいよい、帰りは地獄。

なんせ、うちは激坂チャレンジに挑むロードバイクがわざわざ来るほどの場所にある。

鍛え上げられた己の体力を試すためにやるのはいいさ。でも、日常生活でそんなことやってられないよ！って話なのである。

自転車乗りには坂道大好きな人がいるみたいだけどね（弱虫ペダル見た）。ワタシゃ坂道大嫌い。疲れるもん！

とくにバイクの免許を取ってからは無理になってしまった。たまに出かけると、「うわ、もう無理。バイクで来ればよかった」と100％後悔する。

そんなわけで、もう自転車は何年も乗っていなかった。

なのに、先日衝撃的なことが。

車で家の近くのホームセンターを出ると、60～70代くらいのお爺ちゃんが、ランドナーみたいなロードバイクにかなりの荷物を載せてのっており、「あらま、この坂で大変」と思いつつ私は別の道へ。

で、私はショートカットして別の道から抜けると、なんとそこには先ほどのお爺ちゃんが！（驚）

そんなバカな！外回りを走ってきて、ショートカットした車と一緒！？自転車速いな！

ということで、体力があればどんな坂の多い地域でも自転車で移動できるんだなぁ、と思った次第。

なんせ体力さえあれば無料でどこまでも移動できる乗り物なんだもんなぁ。すごいよなぁ。

乗るためじゃなくて、部屋に置いて愛でるための自転車を手に入れようかしら。

くぅ、ウチがここまでの激坂じゃなければなぁ。

引っ越す前には「この場所では自転車に乗れなくなる」なんてコト、全く考えなかったんだよね。

山のあなたの　空遠く……。