メルカリで昭和時代のアルミの製氷トレイを落札
この度、メルカリにて昭和時代のアルミ製氷トレイを落札しました。
懐かしいあの時代の思い出にひたりたい……
昭和時代のものをコレクションしたい……
などという、ノスタルジックな思いで買ったのではありません(笑)
思い切り、実用として使うために、落札しました。
予想外の製氷能力の低さに愕然
2年前、節電のために冷蔵庫をアイリスオーヤマのミニ冷蔵庫に買い換えました。
93リットルで年間消費電力量がなんと133kw!調べてもらうとわかるのですが、この数値ありえないくらいの省エネです。
アイリスオーヤマ冷蔵庫 93L IRJD-9A-W IRJD-9A-Bそれまでの270リットルの冷蔵庫の年間消費電力量が440kwだったので、この節電効果は大きかったです。
でも、思惑が外れてしまったことがあって……。
それは、氷ができない!ということ。
いちおう、最強のメモリ5にしておけば、1センチ角程度の氷はできるのですが、尋常じゃないほどの霜がついたり、メモリを弱めると全然凍っていなかったりして、いまいちなんですよね。
正直、製氷機能はおまけ程度でした。説明書にも、アイスや冷凍食品などはNGと書いてあります。かろうじて凍るのが少量の水、そのくらいの弱さだったんです。
氷はできないのに霜はつくという矛盾
そのため、この2年ほど、氷のない暮らしをしてきました。
そりゃもう、不便でした。大好きだった氷の入ったアイスコーヒーや炭酸を飲めないんです。
そして、腹立たしいことに、霜はつく(霜取り面倒なのに!)んですよね。ただ、いくら私でも「霜をドリンクに使えばいいじゃない?」とはなりません。
霜はどんどん厚い氷になっていくのに、製氷皿に水をいれておいても氷はできない。
これは一体、どういうこと?
で、ふと思ったんですよね。冷凍庫の金属は凍るというのなら、プラスチックの製氷皿が悪いのでは?って。例えば、アルミの熱伝導率はプラの1000倍。今回のパターンでは、熱ではなく、冷気ですが同じようなことがあてはまるかもしれない……。
試しに薄いアルミの耐熱皿(オーブントースター用)に水を張って、冷凍庫に入れてみるとすぐにガチガチの氷ができました。
現代にはアルミ製の製氷皿はない模様
ということで、アルミの製氷皿さえ手に入れば氷ができるんだ!
そう考えた私は、ダイソーやAmazonでアルミ製の製氷皿を探したのですが、なかなか売っていません。かき氷用の大きいサイズはあるんですけどね。
見つけたのはメルカリでした。
昭和の懐かしグッズとして出品されていました。
昔はこうしたアルミ製の製氷皿が主流だったようですが、いまはもうプラスチック製ばかりになってしまったようです。
昭和生まれの製氷皿は超優秀だった
早速届いたのですが、謎のレバーがついていました。
しばらくこれが何なのか、なんで外せないのか(外れると思っていた)わからず、ああでもないこうでもないと、延々とガチャガチャ。
私も夫も、昭和生まれですが、製氷皿はすでにプラスチックだったんですよね。
レバーを引き上げると多少ですがフィンのように動くことに気が付きました。危うくペンチで壊すところでした。氷ができたらこのレバーを動かすと氷を取り出せるようです。
省エネ短時間で氷ができる最高のアルミ製氷皿
ばっちり氷ができました!メモリは5段階中の3で。
これ、プラスチックの製氷皿だったら、絶対に氷なんてできていませんでした。しかも1時間後くらいに見たら、もう凍っているんです。製氷皿自体も、持てないくらいキンキンです。
これで私も、氷のある生活ができる!(感涙)
レバーを持ち上げると、大した力も必要なく氷がはがれます。この仕組みスゴイ!
昭和の時代にこんな優秀なものがあったなんて。
アイリスの超省エネ冷蔵庫とアルミ製氷皿を組み合わせることで、激安の電気代で氷使い放題になりました。
それにしても、短時間、省エネで氷が作れるのに、アルミ製氷皿はなんで現代で廃れてしまったのでしょうね?