春に植えたジャガイモを収穫してみた。
結果は大豊作だった。
ど素人が、スーパーのじゃがいもを切って植えただけ。
追肥もしなかった。
それでも大きなピカピカの新じゃがが、
ごろごろと収穫できた。
たった二袋ぶんのじゃがいもが、
一箱のじゃがいもに。
3倍以上になったと思う。
でも、豊作だったからこそ、
はっきりしてしまった。
自給自足は無理だということが。
今回、じゃがいもに家庭菜園の三分の一のスペースを使った。
そして、ビギナーズラック的豊作。
それでも、ごはんやパスタのかわりに、主食として食べたら、
一週間ぶん程度にしかならない。
仮に、家庭菜園の全てのスペースでじゃがいもを育てたとしても、
主食として食べていけるだけの量のじゃがいもなんて収穫できない。
稲作は無理だけど芋なら、と思った。
夫婦ふたり分くらいの主食なら家庭菜園でもなんとかなるのではないかと。
そしたら、食糧危機が来ても安心!と思って。
でも、全然無理だった……。
これじゃいざというとき食べていけない。
目論見が外れて、わりとショックを受けている。
自給って、随分と広大な農地が必要なんだなぁ……。
そして、広大な農地で作物を育てるには、莫大な手間と機械化が必要。
厳しい世界だった。
収穫してから時間がたったほうが甘みがでて、おいしいらしい。
でも、とれたてを食べてみたくてちょっと、お味見。
バター醤油ツナじゃが。
しっとりホクホクで、めっちゃおいしい。